治験
治験薬管理室では、当病院で行われる治験が適正かつ円滑に行えるように取り組んでいます。
主な業務は、治験薬保管場所(室温及び冷蔵庫内)の温度の記録・管理及び払い出しを行うことです。
治験実施計画書から逸脱のないようにCRC(治験コーディネーター)と協力して質の高い治験を目指します。
薬学実務実習(学生実習)
当院では、薬学生の実務実習の受け入れも積極的に行っています。県内の5施設の病院と連携してグループ実習を行っており、当院のような急性期病院だけでなく様々な機能をもつ病院で実習を行えるのが特徴です。実習内容としては、内服調剤、注射調剤、抗がん剤調製、病棟業務、チーム医療といった薬剤師業務の実務や見学をしていただいています。
また、実習期間中に2度のスモールグループディスカッション(SGD)を組ませていただき、実習中の経験をもとにテーマに沿って議論を行ってもらいます。
緩和ケアチーム
緩和ケアチームは、がんに伴う様々なつらさを持たれる患者さんやご家族に対して、治療やサポートを行う医療チームです。
「緩和ケア」=「終末期」ではなく、診断時から全経過を通してがん患者さんの身体的なつらさや精神的なつらさをサポートしています。週に1回、院内で緩和ケアチームラウンドを行っており、病棟スタッフとカンファレンスを行いながら患者さんと関わらせていただいています。その中で薬剤師は、薬に関する説明はもちろん、症状緩和のための薬剤の提案や量の調節、患者さんに合わせた薬の剤形の選択、副作用症状の対策などをご提案させていただき、適正な薬物療法が行われるように活動をしています。また、院内スタッフ向けに勉強会も行っており、病院全体で緩和ケアにおける薬物療法のレベルアップを目指しています。