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糖尿病センター

外来診療

平日は毎日、午前と午後に外来診療を行っております。

専門医とスタッフが、患者様の状態を評価し、個別に合わせた治療プランを提案いたします。また、1型糖尿病や2型糖尿病をはじめとする患者数も多く診療実績を積んでおり、幅広い症例に対応しております。

さらに、インスリンポンプ療法やSAP(Sensor Augmented Pump)療法などの高度な治療法にも対応しています。
糖尿病に関連する腎臓内科、眼科、脳神経外科、循環器内科などの各科とも連携し、総合的な診療を行っております。

外来診療担当表

外来の診療担当表については、下記をクリックしてご覧ください(毎月更新)。

外来診療担当表

※外来診療休診のお知らせはこちらから

糖尿病ケア外来

糖尿病性腎症が進行し、血液透析への移行を必要とするような状況を未然に防ぐことが最優先事項です。そのために、当科では専門の糖尿病療養指導士による透析予防を中心とした治療を提供しています。インスリンやインクレチン製剤の自己注射の方法から、自己血糖測定の正確な手法まで、丁寧に指導します。

さらに、透析予防プログラムでは、栄養管理の重要性も強調しています。そのため、管理栄養士が健康的な食生活を維持するための具体的な指導を提供します。通常の糖尿病外来受診時に利用可能で、待ち時間を有効に使うことができます。

妊娠糖尿病について

糖尿病の家系である方や、肥満の方が妊娠すると、妊娠糖尿病になることがあります。妊娠糖尿病を経験した方が将来糖尿病を発症するリスクは7.43倍に上がると言われています。

産婦人科医、助産師、糖尿病内科医で一丸となり、妊娠糖尿病の管理に取り組んでいます。私たちの目指すところは、すべての母親とその未来の子供が、安全かつ健康的な妊娠と出産を迎えられることです。
また、糖尿病のある女性が妊娠・出産を希望する場合も、妊娠・出産を安心して楽しんでいただけるよう全力でサポートします。

【関連リンク】

臨床心理士による心のサポート

当院では、臨床心理士によるカウンセリングをご提供しています。私たちは、糖尿病治療において医療だけでなく、心の健康も重要視しています。ストレスによる過食や喫煙などの生活習慣への心理的なアプローチを行うことで、予防につなげています。

近年、臨床心理士の関与が糖尿病管理において有益な結果をもたらすことが認められ、高い評価を受けています。しかし、臨床心理士が糖尿病チームに参加している施設はまだ少ないため、私たちはその育成にも力を注いでいます。

専門的な心理的サポートを通じて、患者様の心と体のバランスを大切にしています。心の健康を保ちながら、充実した生活を送るお手伝いをさせていただきます。

持続血糖測定器 :24時間血糖値モニタリング

糖尿病内科では、現在の治療方法では血糖コントロールが改善しづらい方や、更にご希望に沿った治療を提供するために、持続血糖測定器をご利用いただいています。

持続血糖測定器は、糖尿病患者の血糖値を連続的にモニタリングするための装置です。皮膚に挿入される小さなセンサーを通じて血糖値の変化を測定し結果をリアルタイムでディスプレイに表示します。持続血糖測定器の使用には以下のメリットがあります。

  • 血糖値の変動をリアルタイムで把握できるため、低血糖や高血糖のリスクを早期に検知できます。
  • 血糖値の傾向を把握することで、より正確な血糖コントロールと治療調整が可能です。
  • データの記録と共有が容易で、医療チームとの連携が強化されます。

2022年4月1日よりFreeStyleリブレがインスリンを使用されているすべての方に保険診療で使用しやすい環境となり、2022年12月よりDexcom G6 CGMシステムも同様の算定が可能になりました。
詳細については、糖尿病内科へお問い合わせください。
 

FreeStyleリブレ

FreeStyleリブレ

Dexcom G6 CGMシステム
Dexcom G6 CGMシステム 装着イメージ

Dexcom G6 CGMシステム

(画像提供: アボットジャパン合同会社、テルモ株式会社)

持続インスリンポンプ :個別化された治療法

持続インスリンポンプは、1型糖尿病の患者様を中心に、インスリン注射による頻回な血糖コントロールが難しい方や、夜間と日中の血糖値の差が大きく、夜間に低血糖になりやすい方、また一日に何度もインスリン注射を行うのが困難な方に、持続インスリンポンプを導入しています。

持続インスリンポンプは、個別のニーズに合わせた治療法として、一定量のインスリンを継続的に投与することで血糖値の安定化を図ります。ただし、メリットと同時にデメリットもありますので、ご相談の上、糖尿病内科の専門医にご相談ください。

770G
770G 装着イメージ
メディセーフウィズ
メディセーフウィズ 装着イメージ

(画像提供: 日本メドトロニック株式会社、テルモ株式会社)

※特定の持続血糖測定器、インスリンポンプについての詳細な説明は、各製品の公式情報をご参照ください。

教育入院

糖尿病の教育入院も行っております。教育入院では、8日間および13日間のクリニカルパスが用意されており、短期間での徹底的な血糖管理と糖尿病に関する知識の習得が可能です。持続血糖測定器やインスリンポンプを使用する場合も、適切な指導とサポートを提供いたします。

8日間の入院におけるクリニカルパス

8日間の入院におけるクリニカルパス

診療内容

  1. 糖尿病の多様なタイプに対応:1型糖尿病、2型糖尿病、ステロイド糖尿病、妊娠糖尿病
  2. 合併症への総合的なアプローチ:糖尿病に伴う感染症、糖尿病腎症、糖尿病神経症、糖尿病網膜症、足病変、動脈硬化など(眼科、循環器内科、皮膚科、整形外科、脳神経外科脳神経内科と連携)
  3. 周術期の血糖管理:手術前後の血糖コントロール
  4. 心と体のケア:糖尿病患者への心理的支援(臨床心理士、心療内科と連携)
  5. メタボリックシンドロームと肥満症へのアプローチ
  6. 低血糖症と低栄養への対応(栄養サポートチーム:Nutrition Support Teamと連携)

様々な糖尿病に対応し、合併症予防や周術期の血糖管理に取り組み、心理的なサポートも重視しています。また、肥満症やメタボリックシンドローム、低血糖症や低栄養状態にも対応し、総合的なケアを提供しています。

患者様の多様なニーズにお応えし、糖尿病管理と健康促進をサポートいたします。

糖尿病教室

再開に向けて準備中です。

糖尿病教室

医師

当院の糖尿病内科には、糖尿病専門医4名が在籍しており、その内の3名は糖尿病指導医として、患者様のケアを担当しています。また、専攻医1名も糖尿病の専門訓練を受けた医師としてチームに加わっております。

【関連リンク】

糖尿病内科 スタッフ紹介

メディカルスタッフ

私たちの糖尿病内科には、糖尿病療養指導士を含む多様な専門スタッフが在籍しています。看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、臨床心理士が、患者様のケアとサポートに全力で取り組んでいます。

糖尿病協会 患者会「あじさい」へのご案内

糖尿病協会 患者会「あじさい」は、糖尿病を抱える方々がお互いに支え合い、共に学び成長するための活動を行っています。糖尿病という共通の絆を持つ仲間として、明るく充実した生活を目指しています。

活動内容

「あじさい」では、様々な活動を通じて交流を深め、糖尿病に関する知識や情報を共有しています。例えば、後楽園でのウォークラリーでは、自然の中での楽しいウォーキングを通じて健康づくりをサポートしています。また、月間糖尿病ライフ「さかえ」の配布により、最新の情報や実用的なアドバイスを提供しています。

患者さんのウォークラリーの写真

参加の魅力

糖尿病協会患者会「あじさい」では、糖尿病を持つ方々が集まり、互いに励まし合い、支え合う温かいコミュニティが築かれています。年会費3000円で誰でも参加です。私たちの患者会は、糖尿病の管理や生活へのポジティブな影響をもたらす活動に力を注いでいます。一緒に歩み、助け合いながら、より充実した糖尿病ライフを築いていきましょう。

ご参加方法

糖尿病協会患者会「あじさい」への参加をご希望の方は、当科までお知らせください。糖尿病を抱える方々のコミュニティに参加し、新たな友人やサポートシステムを見つける絶好の機会です。お気軽にご入会いただき、私たちと一緒に糖尿病と向き合い、豊かな人生を楽しみましょう。