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調剤・麻薬管理

調剤

写真:調剤を行う薬剤師

調剤室では、処方箋に基づき、入院・外来患者さんの医薬品の調剤を行っています。 
医師により電子カルテへオーダされた薬剤処方に対して、処方内容が患者さんにとって適切であるか、適応症、用法用量、腎・肝機能値や電解質値、血糖値等の検査値、年齢や体重等に基づく投与量の適正性、簡易懸濁・粉砕への適正性等さまざまな観点からチェックし処方監査を行います。
処方内容の監査完了後、電子カルテシステムより調剤システム端末へ処方データを送り、調剤を開始します。一包化調剤、計数調剤、散剤・水剤調剤等必要な調剤をすべて行い、最後に処方箋と照らし合わせ中身が正確であるか最終監査をし、調剤完了とします。

調剤支援機器として全自動錠剤分包機(薬剤形状に合わせて可変なユニバーサルカセット等を装備)、全自動散剤分包機、ピッキングサポートシステムのハンディバーコードリーダー、小型軟膏撹拌機等を使用しています。調剤システム末端へ送った調剤データはすべての調剤支援機器と連動しており安全性の確保に努めています。また、一包化錠剤仕分け装置を導入し、人による仕分け作業のリスクの軽減につなげています。

1日の入院処方箋は平均約250枚、外来の院内処方箋は平均約20枚です。平日の日勤帯は原則院外処方としています。当直、日直帯は外来を院内処方とし、調剤を行っています。また、治験患者さんの外来処方やレナリドミド、ポマリドミド処方患者さんの外来処方も院内処方として調剤を行っています。
レナリドミド、ポマリドミドは免疫調節薬に分類され、特定の血液腫瘍治療薬として用いられます。一方で、サリドマイド類似薬でもあるため、催奇形性に十分な注意が必要です。胎児の薬剤曝露を防ぐため、レナリドミド、ポマリドミド内服中は「RevMate®」での管理を行う必要があり、その管理のために院内処方をしています。「RevMate®」はレナリドミド、ポマリドミドを受け取る際に、適正使用できているか確認するための手順です。

注射調剤

写真:注射調剤を行う薬剤師
写真:注射薬自動払出システム(アンプルピッカー)

注射薬自動払出システム(アンプルピッカー)

注射薬自動払い出しシステムを導入し、注射オーダに基づき、各患者さんに対し一施用毎に注射薬取り揃えを行っています。用法用量、配合変化、相互作用、重複などチェックを行い、病棟に供給しています。
当院薬剤部では24時間、薬剤師が注射薬取り揃えを行っており、安全で効果的な薬物治療の提供に努めています。また、病院内で取り扱っているすべての薬物の適正な在庫管理のためSPDスタッフを配置しています。

麻薬管理

麻薬及び向精神薬取締法により管理と使用が規制されています。法を遵守し安全かつ効率的に運用管理するために麻薬の取扱いについて院内の運用手順を定め、施用から廃棄まで管理を行っています。