整形外科

整形外科の特色

整形外科は、1966年10月に開設されました。現在、11人のスタッフ（整形外科専門医６人、専攻医5人）で診療に当たっています（2024年1月30日現在）。
当科の三本の柱は、①関節外科（人工関節、関節リウマチ、関節鏡)、②救急医療、③脊椎外科です。

関節外科部門

人工関節

関節外科部門では、手術支援ロボットやナビゲーションシステムを活用し、安全かつ正確な人工関節置換術を行っています。2022年時点で人工股関節と人工膝関節の手術件数は年間合計391件の実績となりました。
当院では2021年8月に人工関節手術支援ロボットを導入し、2024年5月現在、人工関節手術支援ロボットを使用した手術件数実績は450件。さらに、2023年12月にはロボティックアームを導入し、より多くの患者さんに人工関節置換術を安心して受けていただけるよう、体制を整えています（両ロボットともに岡山県下で初導入）。

人工関節手術支援ロボットを活用するメリット

• 術前計画に沿った手術でインプラントを適切に設置
• 合併症の少ない手術が実現
• 手術後、患者さんの早期回復が可能

「膝や股関節が痛いけれど手術が怖い」と躊躇される方も多いですが、動けなくなってから手術を受けるのではなく、まだ歩ける時に人工関節を挿入すれば活動の可能性は広がります。人工関節置換術がより一般的になり、一人でも多くの方が笑顔を取り戻すことができるよう、ロボット支援手術を広め、健康寿命の延伸に寄与していきたいと考えます。

関連リンク

人工関節手術等については、下記をクリックしてご確認ください。

人工関節センター

関節リウマチ

関節リウマチの分野では人工関節を中心に足部変形、手の変形や腱断裂に対する再建術を行っています。リハビリテーションセンターと協力して、術後の速やかな回復を図っています。膠原病・リウマチ内科と連携し、診断、薬剤選択、手術に至るまでシームレスな体制づくりを目指しています。

救急医療

救急医療はERと密に連携して外傷・骨折治療を行っています。整形外科スタッフ全員で一丸となって対応しています。24時間365日の受け入れ態勢で、麻酔科、内科、形成外科と協力し迅速な対応を行っています。高齢者手術は、原則48時間以内の早期手術で早期回復を目指しています。

脊椎外科

脊椎外科は、脊椎変性疾患、脊椎外傷や骨粗鬆症性疾患を中心に加療しています。脊椎内視鏡手術、ナビゲーションなどを症例に応じて使い分け、低侵襲で安全な手術を目指しています。

診療内容

変形性関節症、関節リウマチ、骨折・外傷、頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、骨粗鬆症など

手術用機器のご紹介

当院では、2021年8月に人工関節手術支援ロボットシステム「ROSA Knee（ロザ ニー）」を、2023年12月にロボティックアーム「Mako（メイコー）システム」を導入しました（両機器ともに岡山県下で初導入）。新しい手術用機器導入により、さらに正確性の高い手術手技を行うことができ、手術後、患者さんの早期の回復が可能となりました。手術用機器について、詳しくは下記をクリックしてご確認ください。

実績

外来診療担当表

外来の診療担当表については、下記をクリックしてご覧ください（毎月更新）。

外来診療担当表

※外来診療休診のお知らせはこちらから