病気やケガの治療の中で手術が必要となった場合には、誰でもさまざまな不安が出てきます。
「手術とかリハビリは、痛いのかな」「なんか怖くて不安」「生活や仕事に影響が出ないかな…」といったご不安を可能な限り減らし、必要な治療をスムーズに受けていただくサポートの実施とその質の向上を目指して、当院は外科を中心として職種を横断する『低侵襲手術センター』をスタートしました。
手術というと、執刀を行う医師や病棟の看護師との関わりをイメージしやすいのですが、実際には入院から手術、退院までに、多職種のスタッフが患者さんに関わり、それぞれの立場で患者さんの痛みや不安を減らす取り組みをしています。
職種や関わる場面は違いますが、全てのスタッフの想いは一つ「患者さんの負担を少しでも減らしたい」ということです。
※「侵襲(しんしゅう)」とは?
穿刺、切開、薬物投与、放射線照射などによって、身体にダメージ(傷害や負担)が生じること。
周術期の心と身体の負担を軽減し、
退院後の生活までつなげるお手伝いをするのが
「低侵襲手術センター」です。
多くの病気の治療が手術や薬、放射線治療を含め低侵襲(体の負担の少ない方法)になっていますが、病気やその治療による体の負担や精神的な不安は、手術の技術の説明などを聞いても解消されません。
本当に必要な情報と支援が得られ、それを知ったうえで治療を受けていただくことで侵襲を減らすことができると考え、当センターを立ち上げました。
いろいろな職種の者が様々な治療・支援を行いますので、遠慮なくご活用いただき、いい治療が受けられるよう共に病気に立ち向かいましょう。
低侵襲手術センター
佃 和憲 センター長
受診から入院、手術、退院までの流れをご紹介します。 ※()内は関わるスタッフの職種です。
①受付
(事務)
②診察、各種術前検査
(医師、看護師、検査技師)
③スクリーニング検査
(看護師)
④術前説明
(看護師(手術室)、麻酔科医)
①入院説明
(入退院管理支援センター事務)
②相談受付(生活、経済的内容)
(医療ソーシャルワーカー、事務)
③持参薬確認
(薬剤師)
④問診
(看護師)
⑤歯科医院への紹介
(医師、看護師、事務)
①口腔チェック
(歯科衛生士)
②術前外来・術前訪問
(看護師(手術室))
③麻酔
(麻酔科医、看護師(手術室))
④手術
(外科医、看護師(手術室))
①療養
(看護師(病棟))
②リハビリテーション準備・開始
(理学療法士)
③IC(インフォームドコンセント)
(医師、看護師)
④退院・転院調整
(医療ソーシャルワーカー、看護師、事務)
平成4年
岡山大学医学部医学科卒
消化器外科
資格 |
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日本外科学会外科専門医・指導医 日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本消化器病学会消化器病専門医 中国四国外科学会評議員 岡山大学客員教授 臨床研修指導医 |
平成12年
岡山大学医学部卒
乳腺・甲状腺
外科一般
腹腔鏡外科
資格 |
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医学博士 日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医 日本内分泌外科学会専門医 日本呼吸器外科学会専門医 日本内視鏡外科学会技術認定医 日本乳癌学会認定医 検診マンモグラフィ読影認定医 岡山大学医学部医学科臨床准教授 |
平成13年
岡山大学医学部卒
外科一般
消化器外科
資格 |
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日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医 日本外科学会外科専門医・指導医 日本腹部救急医学会腹部救急教育医・認定医・評議員 臨床研修指導医 |