がん治療サポートセンター
センター長 能祖 一裕
当院は、県民がどこに住んでいても標準的ながん医療を受けられる体制の構築を図ることを目的とした「がん診療連携推進病院」の認定を岡山県から受けています。そうした中で現在、がん治療に対して積極的に取り組んでいるところではありますが、今後がん治療の更なる推進や患者さんへのサポートの強化を図る必要性があるために、2017年4月より「がん治療サポートセンター」を創設しております。
がん治療サポートセンターでは、患者支援、地域・市民への支援、がん診療に携わる医師への支援、他の医療従事者への支援(スタッフ支援)を 4 本の柱とした、がん診療を俯瞰する支援体制をとっています。 特に地域住民の皆様に対しては、がんについての理解を深めていただくため、市民公開講座や WEB マガジン等を通じて情報提供を行うとともに、ホームページで当院のがん治療成績を公開するなど、開かれた医療の実現を目指しております。
また患者さんやご家族に対しては、交流の場としてのがんサロンを定期的に開催し、治療や闘病生活に関する悩みや不安を気軽に相談できる場を設けています。個別の相談に対しては「がん相談支援センター相談員基礎研修」を受講した専門スタッフが担当するなど、安心して治療を受けていただける体制をとっております。
「この町であなたと生きる 岡山市立市民病院」の標語のもと、当院では救急医療のみならず、がん診療についても万全の態勢で診療にあたっておりますので、遠慮なくご相談ください。
副センター長
西村 守
副センター長
山本 和彦
副センター長
佃 和憲
濱田 昇
<市民公開講座の様子>
<がんに対する啓発・啓蒙活動(ラジオ出演)>
「がん診療連携推進病院」とは、都道府県が当該地域においてがん診療の中核的な役割を担うと認めた病院とされています。がん診療の連携協力体制の推進・緩和ケアの提供・院内がん登録の実施・がん患者さん等への相談支援、情報提供などを充実させる必要があります。
また、統計学的データを充実させ、ここの患者さんの状態把握のみならず、包括的な観点からも今後必要となるがん医療の形というものを考えていきたいと思っております。
今後、少しでも患者さん・ご家族により良いがん治療を提供できる環境づくりの形を考えていきたいと考えております。
「院内がん登録の実施に係る指針」に基づき、医療機関で診療および治療を受けた患者さんのがんについての情報を登録する仕組みです。
当院におけるがん診療の実態を把握、特徴を明らかにすることで、医療の質向上と患者さんへの情報提供および国のがん対策に役立てられています。
などについて取り扱っておりますが、個人情報保護については細心の注意を払い、作業を進めております。皆さまのご理解とご協力の程よろしくお願い致します。
院内がん登録のデータ(匿名化して国立がん研究センターへ提供)の二次的な利用については拒否 (オプトアウト)の機会が提供されています。
二次利用について拒否の申出がありましたら下記の窓口にご連絡ください。
【担当窓口】
岡山市立市民病院 入退院管理支援センター医事課 院内がん登録担当
TEL 086-737-3000 (内線 2202)
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
総計 | 766 | 803 | 773 | 604 | 572 |
男性 | 435 | 465 | 424 | 345 | 325 |
女性 | 331 | 338 | 349 | 259 | 247 |