膠原病・リウマチ内科は2015年4月より診療を行っております。現在、1名の日本リウマチ学会専門医を含む6名(うち非常勤医師1名)で診療に当たっております。現在、通院されている方の疾患は約40疾患を超え、約3割の方が厚労省の指定する難病の助成を受けておられます。
原因が分からない発熱や発疹、関節や筋肉の痛み、目や口の乾燥、繰り返す口内炎、リンパ節の腫れ、レイノー現象(寒さにより手指・足趾が瞬間的に白色や紫色になってしまう症状)があれば、受診をご検討ください。
膠原病・リウマチ内科は2015年4月より診療を行っております。現在、1名の日本リウマチ学会専門医を含む6名(うち非常勤医師1名)で診療に当たっております。現在、通院されている方の疾患は約40疾患を超え、約3割の方が厚労省の指定する難病の助成を受けておられます。
原因が分からない発熱や発疹、関節や筋肉の痛み、目や口の乾燥、繰り返す口内炎、リンパ節の腫れ、レイノー現象(寒さにより手指・足趾が瞬間的に白色や紫色になってしまう症状)があれば、受診をご検討ください。
診療にあたっている疾患は40種類以上と多彩です。いずれも自己免疫疾患、膠原病といわれる自分の免疫力が自己を攻撃することにより症状が出現します。約3割の方が指定難病に該当します。
治療薬に関しては、関節リウマチを始めとした膠原病に対して保険適応があるすべての生物学的製剤、免疫抑制剤、免疫調整剤への対応が可能です。
▼以下のような病気の患者さんが通院されています。
関節リウマチ、回帰性リウマチ、若年性特発性関節炎、シェーグレン症候群、全身性強皮症、全身性エリテマトーデス、抗リン脂質抗体症候群、多発性筋炎/皮膚筋炎、RS3PE症候群、抗ARS抗体症候群(筋炎を伴わない)、混合性結合組織病、高安動脈炎(大動脈炎症候群)、結節性多発動脈炎、巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(アレルギー性肉芽腫性血管炎)、悪性関節リウマチ(リウマトイド血管炎)、IgA血管炎、高ガンマグロブリン血症性紫斑病、ベーチェット病、成人スチル病、リウマチ性多発筋痛症、再発性多発軟骨炎、脊椎関節炎(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、炎症性腸疾患関連関節炎、SAPHO症候群 を含む)、慢性再発性多発性骨髄炎、サルコイドーシス、IgG4関連疾患、後腹膜線維症、キャッスルマン病、原田病、後天性血友病、家族性地中海熱、好酸球増多症、好酸球性筋膜炎、痛風関節炎、結晶沈着性関節炎、選択的IgA欠損症
2023年度疾患別外来患者数 (疾患の重複あり) | ||
---|---|---|
関節リウマチ | 583 | 人 |
全身性強皮症 | 61 | 人 |
全身性エリテマトーデス(SLE) | 56 | 人 |
シェーグレン症候群 | 124 | 人 |
多発性筋炎/皮膚筋炎 | 39 | 人 |
血管炎症候群 (顕微鏡的多発血管炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、 多発血管炎性肉芽腫症、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎など) | 68 | 人 |
脊椎関節炎 (強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、炎症性腸疾患関連関節炎、SAPHO症候群など) | 57 | 人 |
混合性結合組織病 | 11 | 人 |
ベーチェット病 | 13 | 人 |
成人スチル病 | 11 | 人 |
リウマチ性多発筋痛症 | 7 | 人 |
若年性特発性関節炎 | 3 | 人 |
その他の自己免疫疾患・自己炎症性疾患 | 52 | 人 |
診断未確定関節炎 | 33 | 人 |
分類不能型結合組織病 | 22 | 人 |
その他 | 155 | 人 |
▼2024年3月末時点で当科に通院されている関節リウマチ患者さん509名の治療内容と成績です。
女性 | 70.1 | % |
平均年齢 | 67.9 | 歳 |
平均罹病期間 | 9.8 | 年 |
シェーグレン症候群合併 | 7.3 | % |
その他の膠原病合併 | 3.1 | % |
肺障害合併 | 21.8 | % |
間質性肺炎 | 12.0 | % |
副腎皮質ステロイド使用 | 22.2 | % |
プレドニゾロン換算平均用量 | 3.2 | mg/日 |
免疫調整剤使用 | 31.4 | % |
免疫抑制剤使用 | 73.5 | % |
メトトレキサート使用 | 69.5 | % |
メトトレキサート平均用量 | 8.0 | mg/週 |
生物学的製剤使用 | 29.7 | % |
TNF阻害薬 | 21.4 | % |
非TNF阻害薬 | 8.3 | % |
JAK阻害薬 | 4.9 | % |
CRP平均値 | 0.51 | mg/dL |
CRP中央値 | 0.13 | mg/dL |
SDAI寛解率 | 53.5 | % |
DAS28CRP寛解率 | 79.9 | % |
Boolean寛解率 | 37.0 | % |
HAQ寛解率 | 67.1 | % |
当院では、関節リウマチ患者さんとご家族の方々が一緒に学び治療について理解を深め、また、患者さんやご家族同士、医療スタッフとの交流を目的にリウマチ教室・相談会を開催しています。医師・薬剤師・看護師・ソーシャルワーカー・リハビリスタッフ・管理栄養士・臨床検査技師などの専門職がチームを組んでサポートしていく体制を整えております。
※2023年10月から対面形式でリウマチ教室を開催してまいりましたが、2024年4月からWeb版および瓦版(紙媒体の配布)に戻させていただきます。
なお、対面式の教室は特別講演として年1回程度(12月頃)開催する予定です。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
Web版リウマチ教室は、下記のページをご覧ください。
リウマチセンターとしての取り組みで2泊3日の教育入院を行っております。内科医、整形外科医、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーが病気の説明、日常生活での運動、食事、セルフケアについてのアドバイスを行います。詳しくはこちらをご参照ください。
当科が創設された2015年4月以降の業績です。こちらをご参照ください。
平成11年
浜松医科大学医学部医学科卒
リウマチ・膠原病疾患
資格 |
---|
日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医 |
記事・コラム |
平成31年
岡山大学医学部卒
平成31年
岡山大学医学部卒
令和4年
岡山大学医学部卒
令和4年
香川大学医学部卒