医療の質(QI)とは、医療の質を表す指標であり、数値化することで“見える化”し、医療の質を向上させる取り組みです。
PDCAサイクルに基づいて継続的な質改善を行うことが可能であり、当院はその取り組みと、医療機関・患者への発信の強化を図ってまいります。
最終的には、患者さんの健康の度合いを向上させることが目的です。
医療の質を評価する指標として
の6つが挙げられます。
このような指標は「臨床指標」とも呼ばれ、医療の室向上の目標となり、当院でも、この指標を高めることを目標としています。
取り組み1:予期せぬ死亡報告体制の構築
取り組み2:DNAR報告体制の構築
取り組み3:高難度医療
全国の病院が質指標を活用できるよう、規模や機能に関わらず重要な領域である「医療安全」「感染管理」「ケア」に関連した質指標(9指標)が設定されています。
医療安全 | ①転倒・転落(件数)、②転倒・転落(3b以上)、③肺塞栓の予防(リスクレベル「中」以上) |
感染管理 | ④血培2セット、⑤広域抗菌薬使用時の細菌培養、⑥予防的抗菌薬投与 |
ケア | ⑦褥瘡発生(d2以上)、⑧入院早期の栄養ケア(65歳以上)、⑨身体拘束 |
<算出方法>
分子:当院の対応(サービス)について「満足」「やや満足」と回答した外来患者数
分母:患者アンケートに回答した外来患者数
我が国の全病院を対象とした指標を活用し、医療の質を可視化するプロジェクトであり、病院の機能・規模等にかかわらず、医療の質管理に重要な指標を計測し、医療の質の更なる向上を目指すオールジャパンの取り組みです。
QIプロジェクトの目的は「自院の診療の質を知り、経時的に公表しながら医療の質向上のためにあらゆる努力をした結果として医療の質を改善すること」です。そのために、医療の質を測定、評価、公表するための指標の検討と、各病院のPDCAサイクルを運営管理の手法に組み込むことが必要となります。