当院では、すべての女性が出産まで安心して過ごしていただけるように、あるいは妊娠・出産を望む女性がその願いを一人でも多く叶えられるように、医師・助産師・看護師が力をあわせてサポートをしています。必要な場合は大学病院等と連携し、最善の治療を提供してまいります。
また、出産年齢の高齢化に伴い増加傾向にある子宮筋腫や子宮腺筋症、あるいは妊娠糖尿病についても対応し、元気な赤ちゃんを授かるお手伝いをさせていただきます。もちろん、子宮がん、卵巣がんについても対応できます。
北長瀬駅直結で受診・面会にも便利な環境で、総合病院ならではの診療体制や医療機器の充実を活かし、多くの女性が新しい命に出会えるお手伝いをします。
産科では、正常な妊娠を中心に自然分娩を目標として、安心してスムーズなお産ができるよう、産前から産後までサポートをしています。
分娩数に制限はなく、里帰り出産も受け入れができます。
当院では産後6日目を退院の目安としていますが、母乳トラブルや育児不安などで引き続き入院を希望される場合は「産後ケア入院」(有料)をご利用いただけます。
当院では、もともと女性が持っている“自然に生む力”を最大限発揮できるよう、自然分娩を中心に出産をサポートしています。
女性が理想とする自然のお産を万全の態勢でお手伝いします。
医師による丁寧な妊婦健診では、最新4Dの画像胎児超音波で赤ちゃんの様子を見ていただいたり、健診後には経験豊富な助産師に様々なご相談いただいたりできます。
また、安心してお産に望めるように、マタニティクラスで出産の準備についてお伝えし、希望に沿った出産に向けたバースプラン作成もします。
なお、妊娠糖尿病等と診断された場合も、安全に出産できるようサポートします。
当院では基本的に「自然分娩」を目標としており、女性と赤ちゃんが持っている力を十分に発揮できるようサポートします。フリースタイル出産にも対応していて、産みやすい体勢で出産できるように畳のLDRも分娩台のLDRもご用意しています。
また、産後には小児科医、整形外科医の診察はもちろん、必要に応じて皮膚科医、耳鼻科医の診察が受けられます。
総合病院ならではの充実した診療体制で安心安全にお産できます。
やっぱり気になるお金のこと
出産費用
出産入院費預り金について
産後は、母子同室で過ごしていただくことで、退院後のイメージを持っていただけます。退院まで、自信を持って育児ができるように様々なアドバイス(授乳・調乳、沐浴、退院後の生活等)をさせていただきます。
退院後も女性の不安をサポートするために、希望者には電話訪問をさせていただきます。また、初産で退院後の不安が大きい方や、退院後の育児フォローが受けにくい方には、赤ちゃんと一緒に入院して助産師のサポートで育児に必要な知識と経験を身につけられる「産後ケア入院」(有料)もご利用いただけます。
婦人科では、子宮筋腫や子宮腺筋症、卵巣嚢腫などの良性疾患から子宮がん・卵巣がんなどの悪性疾患まで幅広く対応します。
初期子宮頸がんや子宮頸部の異形成に対する診断・治療・管理は得意分野です。子宮がん検診で異常を指摘された場合はぜひ当院で精密検査を受けてください。
手術が非常に難しいと言われた子宮筋腫や子宮腺筋症の方でも、希望があれば可能な限り子宮温存を目指します。
筋腫や腺筋症があってもご本人に不都合が生じないあいだは経過観察を行います。不妊症や貧血・月経困難で困るようなら治療を開始します。
妊娠・出産のご希望のある方には、可能な限り子宮温存の方針で対応しております。
子宮動脈塞術や薬物治療も行います。また、妊娠中の子宮筋腫核手術や帝王切開時の同時筋腫核出術も行っています。
子宮腺筋症の核出術も行っています。
良性・悪性の鑑別を行います。良性腫瘍の場合は大きさや内容物の違いによって経過観察するか手術を勧めるかを判断します。手術の場合はなるべく低侵襲の腹腔鏡下手術を行います。
診察・画像診断・腫瘍マーカーなどで子宮内膜症の診断を行います。初期の内膜症であっても進行すると不妊症の原因となりますので、妊娠・出産のご希望のある方には積極的に治療をお勧めします。治療はホルモン治療・手術療法が主体となります。進行した方では手術前後に長期にわたってホルモン治療が必要となる場合が多く、閉経まで治療を続行する場合もあります。
膣口から子宮や膣壁が脱出する状態です。まずはペッサリー挿入で対応しますが、挿入期間が長期に及ぶと予想される場合やペッサリー脱出を繰り返す場合は手術療法を考慮します。手術は膣式子宮全摘および前後膣壁形成術、手術侵襲の少ない膣閉鎖術があります。メッシュを用いた手術は当院では行っていません。
軽度異形成(CIN 1)・中等度異形成(CIN 2)はヒトイボウイルス(HPV)チェックを行い、検診間隔を決めます。CIN 2が1年以上にわたって存続する場合はレーザー蒸散術を行います。高度異形成(CIN 3)・上皮内癌(CIS)では円錐切除術を行います。浸潤癌は進行程度によって手術療法か、手術+放射線治療か、放射線+抗がん剤治療かが決まります。放射線治療が必要な場合は岡大病院へ紹介となります。
子宮頸がんと異なり放射線があまり効かないので手術と抗がん剤での治療となります。術前に癌の組織型と広がり具合を組織検査や画像検査で評価して、術式(子宮摘出のみかリンパ節郭清も行うか)を決めます。摘出物の組織検査結果で抗がん剤を追加するか否かを判断します。
子宮体がんと同じく手術と抗がん剤での治療となります。手術でできるだけ癌を取り除いたほうが、術後の抗がん剤治療の効果が良いことがわかっていますが、発見時に進行している例が多く、治療後の予後は芳しくありません。新しい抗がん剤や新規の治療法が待たれる状況です。
塗り薬やレーザー蒸散手術で治療します。範囲が狭い場合は外来通院で局所麻酔での手術が可能です。免疫力が低下すると悪化します。難治性の場合は漢方薬も試用します。
妊娠糖尿病が疑われる場合は、糖尿病センターと連携して積極的な管理とその後のフォローアップを行うことで、母親と子どもに対するリスクを減らします。
平成2年
久留米大学医学部医学科卒
産婦人科一般
資格 |
日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医 日本東洋医学会漢方専門医 日本がん治療認定医機構認定医 女性ヘルスケア暫定指導医 臨床研修指導医 |
平成26年
岡山大学医学部卒
資格 |
日本産科婦人科学会専門医 |
平成29年
岡山大学医学部卒
資格 |
日本産科婦人科学会専門医 |
昭和52年
岡山大学医学部医学科卒
周産期医学(妊婦栄養、糖尿病)
婦人科腫瘍学
産婦人科手術学
資格 |
日本産科婦人科学会専門医・指導医 |
記事・コラムなど |
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