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口腔管理連携について

1.なぜ入院中にお口のケアが大切なのでしょうか

当院は歯科のある病院ではありませんが、入院中の患者さんのお口の状態をとても大切に考えています。お口の中に炎症や感染があると、誤嚥性肺炎(食べ物や唾液が気管に入り起こる肺炎)や発熱の原因になることがあります。また、歯や義歯の不具合があると、食事がとりにくくなり、体力の回復に影響することもあります。

そのため、治療を安全に進めるために、必要に応じて地域の歯科医院の先生方と連携し、入院中でも歯科診療を受けられる体制を整えています。

2.入院中に歯科往診をお願いすることがある場合

次のようなときに、主治医が入院中の歯科診療が必要と判断することがあります。

  • 歯や歯ぐきの強い痛みやぐらぐらしている歯があり、歯や歯ぐきの感染が疑われる
  • 手術やがん治療の前に感染源を取り除く必要がある
  • 義歯が合わず、食事が難しい

このような場合には、患者さんやご家族の同意をいただいたうえで、連携している歯科医院に往診を依頼します。

3.入院中の歯科治療について

入院中の歯科治療は、基本的に「今の入院治療を安全に続けるための応急的な処置」が中心となります。入院中は全身状態が変わりやすく、長期的な歯科治療を行うことが難しい場合があります。そのため、痛みを和らげる・感染を抑える ・治療を安全に続けられる状態に整えるといった対応を優先します。

4.退院後の継続した歯科受診のお願い

入院中の処置はあくまで応急的な対応です。退院後は、かかりつけ歯科医院での継続した治療や定期的なメンテナンスをぜひお願いいたします。お口の健康を保つことは、再び体調を崩さないためにもとても大切です。

5.生涯を通じたお口の健康のために

お口の健康は、「食べる」「話す」「笑う」といった日常生活を支える大切な力です。そして、全身の健康とも深くつながっています。年齢を重ねても元気に過ごすためには、日ごろからの定期的な歯科受診と適切なケアが重要です。当院では、地域の歯科医院と協力しながら、入院中から退院後まで切れ目のない支援を目指しています。入院をきっかけに、ご自身やご家族のお口の健康について、あらためて考えていただければ幸いです。

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