ロゴ:岡山市立市民病院

文字サイズ

標準

ボタン:TEL
ボタン:MENU

放射線科機器紹介

CT装置

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは放射線を身体に多方向から照射し輪切り、多断面にした画像を見ることができる検査です。また造影剤という薬剤を使うことで血流情報や臓器にコントラストをつける事でより詳しく検査する事が出来ます。
当院では、SIEMENS社製 2管球CTと1管球CTが導入され稼働しています。
1管球(128スライス)CTは、救急エリアに設置され、ルーチン検査から全身外傷まで様々な検査に対応可能です。
2管球(192×2)CTは、1回転0.25秒の高速撮影が可能となったことで造影剤を大幅に低減でき、息止め不可能な小児の検査も撮影可能です。さらに2管球を用いた高エネルギーと低エネルギーの同時スキャンにより組織分別も可能となりました。大幅な被ばく低減効果と高画質を実現する次世代CTです。

SIEMENS社製 1管球(128スライス)CT

CT写真:CT装置 SIEMENS社製 1管球(128スライス)CT

SIEMENS社製 2管球(192×2スライス)CT

CT写真:SIEMENS社製 2管球(192×2スライス)CT

MRI装置

当院で保有しているMRI装置

SIEMENS社製 1.5T MRI

MRI写真:SIEMENS社製 1.5T MRI

SIEMENS社製 3T MRI

MRI写真:SIEMENS社製 3T MRI

この2台のMRI装置には静音機能と広いボア径(70cm)で、以前の装置に比べて静かで圧迫感の少ない検査が可能となっています。
磁場強度の異なる装置を、検査部位や患者さんの状態に応じて使い分けていきます。

検査を行う際の注意事項

MRI検査は強い磁場の中で行う検査ですので、安全に検査を受けていただくために、問診票による確認と検査同意書の署名をお願いしています。
また、造影剤を使用した検査を行う場合は、造影剤使用承諾書にも署名をお願いしています。

以下の方は、検査を受けることができない場合があります

  • MRI非対応の体内インプラント装着がされている方
  • 閉所恐怖症があり、長時間じっとしていられない方
  • 妊娠中、もしくは妊娠の可能性のある方
MRI対応体内インプラントについて

かつてはMRI禁忌であったものが、条件付きで検査可能になってきています。
(心臓ペースメーカー、人工内耳、可動型義眼、血管ステント、脳動脈瘤クリップ、人工関節など)
MRI検査時の条件は、インプラントの種類によって異なります。
安全に検査を行うためには、事前にインプラントの添付文書による確認が必要です。
不明の場合は主治医または検査スタッフにお知らせください。

X線TV装置

上部消化管検査(胃透視)

食道、胃、十二指腸の検査です。発泡剤により胃を膨らませた状態でバリウムを付着させ僅かな胃壁の変化(病変)を描出していきます。早期胃癌を発見するための検査のひとつであり、人間ドックや胃癌検診などで広く行われています。

下部消化管検査(注腸)

大腸の検査です。肛門からチューブを挿入してそこから空気とバリウムを注入して大腸の壁にバリウムを付着させ大腸の壁を描出していきます。

その他の検査

ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)、ミエログラフィー(脊髄腔造影)、関節造影、膀胱造影、嚥下造影などの造影検査やPTCD(経皮経肝胆道ドレナージ)、EST(内視鏡的乳頭切開術)、などの治療にも幅広く用いられています。

X線TV装置写真:島津製作所製 X線透視診断装置

島津製作所製 X線透視診断装置

ポータブル撮影装置

ポータブル撮影検査とは、病棟でベッド上安静が必要な患者さんや手術中の患者さん、交通外傷など救急において至急撮影が必要な患者さんを対象に、移動型エックス線撮影装置を用いて撮影する事を言います。

当院では4台の装置を使用しており、新たに撮影室以外でも使用可能なFPD(フラットパネルディテクタ)を搭載し無線LANを使用することによって、撮影した画像をその場で瞬時に確認することができるようになり、より素早い対応が可能になりました。 一刻を争う救急の現場などにおいては、次の処置に必要な情報が即座に得られることにより迅速な対応が可能になるなど、より力を発揮します。 また、ソフトウエア 「Virtual Grid」を利用することにより、鮮明な画像を少ない被曝で得られ、診断の精度が高められるようになり、患者さんへの負担の軽減にもつなげられています。
※「Virtual Grid」とは・・・画像のコントラストを高めることができる画像処理ソフトウェアで、病室、手術室などで、ポータブル撮影時にグリッドを使用せずに高コントラストな画像を得ることができます。(富士フイルムメディカル株式会社製)

装置写真:ポータブル撮影装置 黄色
装置写真:ポータブル撮影装置 水色
イラスト:装置使用例
装置写真:ポータブル撮影装置

マンモグラフィー

マンモグラフィー検査とは、乳房X線撮影のことで、専用の部屋で専用の装置を用いて撮影します。従来の装置より低被ばく(旧病院で使用していた装置の約半分)で、高画質の画像で微細な石灰化(がんのサイン)を写しだすことができ、触診して触れないような早期の乳がんを診断することができます。

マンモグラフィーは、乳房を装置に挟んで圧迫して撮影するため、患者さんによっては、痛みを訴えられる事がありますが、生理後、乳腺が張らない時期に検査を受ければ痛みが少なくなるようです。 撮影は女性技師が担当するので、検査について不安や疑問があれば気軽にお伝えください。 

検査に際して患者様へのお願い

  • 撮影時、上半身は裸になります。
  • ネックレス等の金属類、ブラジャーは外してください。
  • 制汗剤やパウダー(特に金属含有系のもの)は、病変のように写ってしまうことがありますので、あらかじめ使用しないようにお願いします。
  • 以前に、豊胸手術やペースメーカーの埋め込み術を受けられた方は、撮影前にお申し出ください。

乳房X線装置写真:SIEMENS社製 乳房撮影装置

SIEMENS社製 乳房撮影装置

血管造影(IVR)装置

2台のIVR対応血管造影装置を導入しています。

  • SIEMENS社製 IVR-CT装置
  • SIEMENS社製 バイプレーン装置 

 

IVR-CT装置

装置写真:IVR-CT装置

最新の高度診断モダリティであるIVR-CTシステムを導入しました。 これにより、血管造影装置単独では、対応できない治療方法にも、 専用CT装置導入による診断能の向上により肝臓癌の腫瘍塞栓、外傷性出血 による緊急カテーテル止血術、下肢血管閉塞症における血流改変術などの 多くの治療が可能となります。

バイプレーン装置

装置写真:バイプレーン装置

脳外科領域の血管内治療に最適なバイプレーン血管造影システムを 導入しました。脳梗塞における血栓回収療法や動脈瘤治療における 血管内コイル塞栓術等の高度な治療にも、今以上により安全・迅速 な治療を提供出来るようになります。また循環器領域におけるカテーテル 検査・治療にも対応しています。

一般撮影装置

放射線科ではX線を利用した様々な検査を行っていますが、ここでは一般撮影等についてのお話です。一般撮影とは胸部、腹部、手、足等の四肢、脊椎等全身を対象にX線を用いて写真を撮影します。撮影機器は最新鋭のフラットパネルディテクター(FPD)を使用しており短時間で鮮明な画像が得られます。救急撮影室においては、自在に回転する撮影台を設置しており、撮影ポジションを思いのまま決めることができるため患者様に辛い思いをさせることなく撮影可能となりました。

検査に際して患者さんへのお願い

撮影に際して、撮影する部位に金属、プラスチック等の装飾品は写真に写り、診断に支障をきたしますので、はずしてください。 (ネックレス、ピアス、ヘアピン、シップ、カイロ、エレキバン及び、ブラジャーなど) ラメなどの、プリントや刺繍のある衣服も写真に写る可能性があるため、検査着に着替えていただく場合があります。 妊娠している患者さん、またその可能性がある患者さんは必ず、検査前に主治医にご相談ください。
検査に関してご不明な点は放射線科職員にお気軽にお尋ねください。

装置写真:フラットパネルディテクター(FPD)

フラットパネルディテクター(FPD)

イラスト:長尺撮影

長尺撮影

装置写真:X線撮影装置一式
X線撮影装置一式

装置写真:フリースタイル昇降フローティング撮影台

フリースタイル昇降
フローティング撮影台

核医学検査

核医学検査とは、微量の放射線を出す放射性医薬品を体内に投与し、体外から専用のカメラで測定することで、病気や臓器の状態の診断を行います。 放射性医薬品の放射能は微量で、時間とともに少なくなる性質をもっています。また、一部は体内で代謝されて体外へ排出されるため安全です。
当院でも、さまざまな核医学検査を行っていますが、一部をご紹介します。

骨シンチ

がんが骨へ転移していないかを確認するためにもっとも多く行われます。また、骨の炎症、骨折など多くの骨の病気を診断できます。 検査方法は、放射性医薬品を注射して約2~3時間後、骨に十分放射性医薬品が集まってから、測定をはじめます。測定は30~40分で全身の画像をとります。また、検査直前にトイレに行き、膀胱を空っぽにしていただきます。

心筋血流シンチ

心臓の筋肉の血液の流れを調べ、狭心症や心筋梗塞などの病気の有無やその程度を診断します。 潜在的な異常を見つけるために、運動や薬によって心臓に負荷をかけることもあります。検査前の食事や薬を控えていただくことがあります。

脳血流シンチ

脳の血液の流れを調べることで、早期の認知症や脳梗塞の発見に役立ちます。特に認知症治療薬の登場で、認知症の早期診断の必要性が高まっています。 検査方法は、放射性医薬品を注射して、30~60分で測定します。

装置写真:SIEMENS社製 SPECT装置
SIEMENS社製 SPECT装置

骨密度測定

骨粗鬆症をはじめとする代謝性骨疾患では、骨量が減少して骨が脆くなり、日常生活動作程度の軽い外力でも骨折を起こすようになります。骨折予防のためには骨折を起こす前の段階で骨強度を評価し対策を講じる必要がありますが、骨密度測定は現在、臨床現場で利用できる最も有効な骨強度評価です。当院の骨密度測定は、腰椎と大腿骨近位部を二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA)を用いて極めて少ない線量(胸部エックス線検査と同等、もしくはそれ以下の値)で約15分程度の時間で測定します。整形外科でこの検査を受ける場合、全身骨の測定も追加されます。気になる方は一度測定してみてはいかがですか。

装置写真:Hologic社製 X線骨密度測定装置

Hologic社製 X線骨密度測定装置