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関節リウマチの患者さんへ(新型コロナウイルス感染への対応について)

令和2年5月1日
岡山市立市民病院 リウマチセンター

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、治療に不安を抱えておられる患者さんもおられると思います。
病院への受診を控えて、電話での再診を利用される方もおられます。

療養にあたっては、正しい知識が必要です。
この度、日本リウマチ学会(リウマチ専門医の集まり)がコロナウイルスに関する情報を公開しましたので、その一部をご紹介いたします。

抗リウマチ薬・生物学的製剤・ステロイド・免疫抑制薬を使い続けて大丈夫ですか?コロナウイルスに感染しやすくなりませんか?

現時点では、抗リウマチ薬・生物学的製剤・ステロイド・免疫抑制薬によりコロナウイルスにかかり易くなる報告はありません。
処方されているお薬は症状が悪化しないためにも同じ量で続けてください。
自己判断での中止は、症状の悪化につながり禁物です。

コロナウイルス感染の疑う症状 ①発熱(37.5度以上、2日)、②強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)、③味や臭いがわからない(味覚・嗅覚障害)が出た場合はどうしたらいいですか?

感染を疑う症状が出た場合は、主治医に相談して、指示を仰いでください。
原則として、ステロイドはそのまま継続します。
メソトレキサ―ト(MTX)や生物学的製剤、免疫抑制薬は減量や一時的な延期を検討することがあります。

 

大切なのは、通常どおり関節リウマチの治療を続けることです。
リウマチの状態が悪くなると関節が不自由になるだけでなく、身体も弱ってきます。
栄養のバランス、十分な睡眠、適度の運動、気分転換にも気を付けて下さい。
手洗い、うがい、マスク着用に加えて、三密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるようにしましょう。

体調不良や質問がありましたら岡山市立市民病院にご連絡下さい。(電話 086-737-3000)