薬剤師コラム 知っ得!おくすり

「食後」っていつ?正しい薬の飲み方 基礎の基礎!

薬の正しい用法・用量とは?

薬は指示されたとおりに服用することが大切です。飲み方について確認しておきましょう。

正しい薬の飲み方とは

  • 薬の服用量は個々のケースに合わせて決められます。
    服用した薬が決められた量や回数より多いと副作用を起こす場合があります。また少ないと効き目が現れないことがあります。
  • 薬を飲み始めて症状や検査結果が良くなったからといって自分の判断で服用を止めてはいけません。
    医師から指示された日数は薬を服用しましょう。
  • 薬はコップ 1 杯程度の水かぬるま湯で服用しましょう。
    薬は十分な量の水で胃まで送られて溶け、薬の成分が血液中に入り効果が発揮されます。水の量が少ないと喉や食道で貼り付いてしまい炎症を起こすこともあります。

 

薬はいつ飲めばいいの?

「食前」「食後」「頓服」・・・みなさんもよく耳にすると思いますが、正しい意味をご存じでしょうか?

薬はいつ飲めばいいの?

食前▶食事をする前、30 分から1時間以内に服用する

食後▶ 食事が終わった後、30 分以内に服用する

食間▶ 食事と食事の間。前回の食事から2時間ぐらい後に服用する
※食事の最中に服用することではありません!

寝る前▶
寝る30分から1時間くらい前に服用する

頓服▶
症状が出たときに服用する(例:熱が出たとき、痛みが出たときなど)

薬は用法・用量を守ることで効果を発揮するものです。
正しい飲み方について理解し、もしわからないことがあれば薬剤師にお尋ねください!