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認知症・脳卒中外来

認知症・脳卒中外来(要予約)をはじめました。

毎週月曜日と金曜日 14時から16時まで 予約が必要です。 
予約は内科外来【25ブロック】で受け付けています。
※お問い合わせは、お電話で平日14時から16時までの間でお願いいたします。
電話:086-737-3000 (代表)

認知症・脳卒中専門外来

【受診される皆様へ】

 「最近、物忘れが多い」
 「活気がなくなって心配」
 「怒りっぽくなって困らせるようになった」
 「よくこける」
 「脳卒中にならないか心配」
 
  ・・・一度ご相談ください!

認知症・脳卒中専門外来
担当医師
岡山大学神経内科 松本菜見子医師、中野由美子医師

【認知症とは】

記憶障害、判断力の低下、自分が置かれている状況を正しく認識できなくなる(=見当識障害)ことで、これらは「中核症状」と呼ばれます。それに加え、本人の性格や環境の変化などが加わって起こる妄想や幻覚、暴言や暴力、徘徊、うつや不安感、無気力といった「周辺症状(BPSD)」が起こることもあります。
認知症にはいくつかの種類がありますが、主なものとして、以下の4つが挙げられます。

 ・アルツハイマー型認知症
 ・脳血管型認知症
 ・レビー小体型認知症
 ・前頭側頭型認知症

全認知症の約60%はアルツハイマー型認知症が原因で、約20%は脳血管型認知症によるものとされています。
65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることが厚生労働省研究班の調査で明らかになっています。さらに、2015年1月厚生労働省により、2025年の認知症患者は、現状の約1.5倍となる700万人を超えるとの推計が発表されました。
認知症の予防と治療は今後ますます重要になりつつあります。
認知症の種類や、患者さん個々の合併症や社会背景により、それぞれ症状や適切な治療に違いがあります。

当院の認知症・脳卒中専門外来では、皆さまの生活に寄り添い、最適な治療を提供できるように努めております。

【脳卒中とは】

正確には「脳血管障害」と呼ばれ、大きくは脳の血管が詰まる「脳梗塞(のうこうそく)」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられます。脳卒中の患者数は現在約150万人といわれ、毎年25万人以上が新たに発症していると推測されています。
脳卒中は、がん、心臓病に次いで日本における死因の第3位となっています。
「寝たきりになる原因」の3割近くが脳卒中などの脳血管疾患です。
高齢者の激増や、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の増加により、脳卒中の患者は2020年には300万人を超すことが予想されています。

当院では神経内科と脳神経外科、リハビリテーション科が協力し、脳疾患センターとして、脳卒中急性期の診療にあたっています。
脳卒中の原因として、よく知られている生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)や喫煙の他、不整脈や心疾患、血液疾患や膠原病、悪性腫瘍などさまざまな疾患が挙げられます。近年、脳卒中の危険因子である生活習慣病自体が、認知症の危険因子であることも解明されつつあります。当院の認知症・脳卒中専門外来では、脳卒中の発症リスクが高いと考えられる患者さんや、脳卒中を発症した患者さんに対して、発症予防・再発予防の治療を提供し、状況に応じて全身を詳しく調べる検査をご提案いたします。必要に応じて専門科へ紹介させていただく場合があります。

【外来診療の流れ】

1.問診

まず、お困りごとを中心に、生活全般について詳細な問診を行います。
「こんなことも訊くのか」と思われるような質問をするかもしれませんが、診断や治療方針の決定にとても有用ですので、差し支えない範囲でお答えください。

2.診察

神経学的診察を含めた身体診察を行います。
医師の動きを真似したり、医師と力比べをしたり、歩いたりしていただくことがあります。

3.認知機能検査

患者さんには長谷川式認知症スケール、ミニメンタルスケール(認知機能の評価)を、ご家族には阿部式BPSDスコア(周辺症状の評価)を行います。

4.血液検査

全身の状態を評価します。
内科で治療を要する病気が見つかれば、適宜紹介させていただく場合があります。

5.頭部画像検査(CT、MRI)

脳の萎縮を評価したり、脳血管の異常や腫瘍などの病気がないかを確認します。
脳血管の狭窄や脳腫瘍、水頭症などの異常を認めた場合には、脳神経外科に紹介させていただく場合があります。

6.脳血流検査

脳の血流の状態を調べて、脳機能の評価を行います。

7.脳波検査

脳の神経細胞から生じる電気活動を、頭皮に貼った電極で記録したものです。

8.髄液検査(※原則、入院で行います)

アルツハイマー型認知症との関連がある髄液中のリン酸化タウ蛋白測定などを行います。
水頭症が疑われるときには、タップテスト(腰椎の間から細い針で髄液を一部排除して症状が改善するの観察する髄液排除試験)を行い、症状変化を観察します。